2006年 01月 07日
京都へ |
中平です。修学旅行の下見で京都へ行って来ました。
心に残ったのは、大徳寺大仙院の枯山水の庭です。このお寺は応仁の乱で焼失後、直ちに一休さんが京都の金持ちからお金を寄進させて再建したそうです。枯山水の庭は、4面?あり、いわゆる4こま漫画のように、複雑だった庭が徐々に悟りと同時に整理され、最後は砂以外何もなくなってしまうという衝撃的な内容です。「インスタレーション」による禅の解説が行われていることにびっくりしたのと、応仁の乱後、食べるものにも困っているのに、こういった「アート」に多大なお金をかけたということに感動しました。
禅について思うことがあります。いつも「逆説的」だということです。大仙院の和尚さんの言葉に「気は長く心は丸く人は大きく己は小さく」というものがあります。「自己主張は小さく」と言うところが気に入っています。芸術家は自己主張が強い人というイメージがありますが、実は個性的な人、主張の強い人というのは、ごく平凡で普通な生活をしている人が多いのではないかと思うのです。
例えばマグリットは、いつも背広と帽子をかぶり、普通のいでたちをあえてしていました。アンディー・ウオーホルは、匿名性を?出すために髪を白髪にし、作品の色とかも他人に決めてもらっていたそう
です。
無個性の個性というか、自分を無くした?時に自分自身になれるということは、禅の精神と重なることがありますよね。私は授業の中で「もっと主張しよう」とアドバイスしてしまいますが、「そんなことでいいのか?」といつも悩んでしまいます。石庭の「インスタレーション」も、「無」を「有」で表現するアイデアが、逆説的でおもしろいと思いました。表現ておもしろいですね。
心に残ったのは、大徳寺大仙院の枯山水の庭です。このお寺は応仁の乱で焼失後、直ちに一休さんが京都の金持ちからお金を寄進させて再建したそうです。枯山水の庭は、4面?あり、いわゆる4こま漫画のように、複雑だった庭が徐々に悟りと同時に整理され、最後は砂以外何もなくなってしまうという衝撃的な内容です。「インスタレーション」による禅の解説が行われていることにびっくりしたのと、応仁の乱後、食べるものにも困っているのに、こういった「アート」に多大なお金をかけたということに感動しました。
禅について思うことがあります。いつも「逆説的」だということです。大仙院の和尚さんの言葉に「気は長く心は丸く人は大きく己は小さく」というものがあります。「自己主張は小さく」と言うところが気に入っています。芸術家は自己主張が強い人というイメージがありますが、実は個性的な人、主張の強い人というのは、ごく平凡で普通な生活をしている人が多いのではないかと思うのです。
例えばマグリットは、いつも背広と帽子をかぶり、普通のいでたちをあえてしていました。アンディー・ウオーホルは、匿名性を?出すために髪を白髪にし、作品の色とかも他人に決めてもらっていたそう
です。
無個性の個性というか、自分を無くした?時に自分自身になれるということは、禅の精神と重なることがありますよね。私は授業の中で「もっと主張しよう」とアドバイスしてしまいますが、「そんなことでいいのか?」といつも悩んでしまいます。石庭の「インスタレーション」も、「無」を「有」で表現するアイデアが、逆説的でおもしろいと思いました。表現ておもしろいですね。
by togabi
| 2006-01-07 00:05
| とがび周辺情報